（今回の記事は私がD9クラブに参加当時に説明された状況時のものです）
販売者情報
- 仮想通貨事業
- ゼネコン事業
- 輸入車販売
- セキュリティーソフトの販売
説明の前半はD9とベットフェアー社が提携していて、
D9で集めた資金をベットフェアーで運用して増やしていることを強調していました。
（D9専属のトレーダーがいるようなことも言っていました）
確かに用意された資料にはそれらしく作られていました。
betfairしっかり（・・・というか、ちゃっかり）D9のロゴが入ってますね。
内容
会員から集めた資金でベットフェアーへ運用を委託し、
そこから出た利益で会員へ還元するとスキームです。
不特定多数の人からお金を集めて投資をすることが法律で禁じられているため、
ブックメーカーによる投資スキルを教えるオンラインスクールを毎月50ドルで提供し、
そのスクール生に福利厚生の一環としてD9へ投資をする権利を与えることで、
「特定多数」となり法律をクリアしました。
要するに会員はD9に毎月50ドルを支払い、D9のスクールに入会して
投資スキルをオンラインで教わっている扱いに表面上はなっています。
私が説明を受けていた時期は資料に記載されていた
会員数の50万人をとうに超えていたので、
国内でも個人・グループを問わずにかなりの人が
会員獲得のためにかなり動いていたのでしょうね。
もう飛んでしまった案件なので不要でしょうが、
一応、ボーナスの概要も説明しておきます。
毎週のボーナス（その1）
1つ目は毎週はじめに決まった額の配当が入ってきます。D9での主な収入になります。
配当の額はそれぞれ入会時に購入したトレーダークラスによって異なります。
会員は入会してから、52週間この配当を受け続けることができます。
後々のことを考慮して、ほとんどの人が画像の右下にある「ゴールド＋トレーダー」
で契約して会員になっています。
直接紹介ボーナス
2つ目は会員が直接紹介した人がD9に入会した際に支払われる紹介料です。
支払われる額は、紹介された人がどのクラスで入会するかによって異なります。
（1つ上の毎週のボーナスの画像にあった、
小さく書いてあるクラス別のポイントの50％が支払われます。）
上の画像は自分の下についた会員が新たに紹介を出した時に
自分に入ってくるパーセンテージを示すものです。
例：いくやが直接紹介した会員Aはいくやから見て「1レベル」になります。
会員Aが直接紹介した会員Bは会員Aから見て「1レベル」になります。
会員Bはいくやから見ると「2レベル」になります。
（会員Bがゴールド+トレーダーで入会した場合、会員Aは50％の170ドル、
いくやは170ドルの5％の8.5ドルを受け取ることができます。）
毎週のボーナス（その２）
3つ目は自分が紹介した人が受け取る毎週のボーナス（その１）の
額の数％を自分が受け取るというものです。
徐々に分かりにくくなっていきますが、複数の収入を受けられるというのが
D9の魅力だったのかもしれません。
私は先ほど挙げた２つのボーナスしか入会時は理解していませんでした（笑）
ここら辺のボーナスは自身でアカウントを増やしてから徐々に分かってきました。
このボーナスが受け取れる条件は自分が直接2人紹介を出し、自分のポジションの左右に
配置しアクティブになった場合です。
例：いくやが直接紹介した会員A（ゴールド+トレーダーでいくやから見て1レベル）が
毎週170ドル受け取っている場合、いくやは自身が受け取っている毎週の配当の他に
170ドルの3％の5.1ドルを毎週受け取ることができます。
毎月のボーナス
4つ目は毎月会員がD9に支払っているオンラインスクールの月会費50ドルの数％を受け取れるものです。
更にややこしくなってきます・・・（汗）
このボーナスが受け取れる条件は自分が直接2人紹介を出し、自分のポジションの左右に
配置しアクティブになった場合です。
例：いくやが直接紹介した会員A（1レベル）がいる場合、
いくやは月会費50ドルの10％の5ドルを毎月受け取ることができます。
その他の特典
D9の会員には先ほど紹介した様々なボーナス以外にもポイントのシステムがあり、
そのポイントを増やしていく（貯めていく）ことにより、色んな景品が貰えます。
その景品をもらうごとに色々と肩書き（ランク）みたいなのが上がっていきます。
D9クラブの危険性
テレビなどでも取り上げられ話題になりましたが、
HYPEやSCAMと言われる高収益投資案件（またはそれに似た詐欺案件）は
非常に危険ですね。ましては海外から日本へ来た案件ですから。
私は2016年の11月頃にD9の存在を知り、12月に登録代行業者の人と会い、
D9の内容の説明を受けました。同時にD9で受け取った報酬はビットコインで
引き出せると説明を受けていた訳なんですが、
当時の私の頭のレベルは
ビットコイン＝新たな電子マネー⁇
程度のレベルでした。
まだこの説明を受けた段階では、HYPE案件のMLMのような
報酬体系や仮想通貨について詳しくもなく、
さらに情報商材や案件をセールスしている大御所の面々も全く知りませんでした。
また、アフィリエイトやアフィリエイターという言葉は知ってはいたものの、
どういうものなのかは理解もしていませんでした。
そういった大物アフィリエイター達が仮想通貨の世界にシフトしてきて
彼らの下で動いている連中もブログやTwitterなどのメディアを利用して
勧誘行為が過激になりました。YouTubeで紹介した人もいますが・・・（笑）
時期的にも2016年の秋頃から日本へ様々な仮想通貨絡みの案件が入ってきて、
2017年に一気に流行った感じですよね。廃れたのも早かったですが…。
まぁ、D9をはじめ、似たような案件のアクセスは日本が多かったので、
私も含めて日本人は騙しやすかったのしょうね。
最後に
今回はD9クラブの紹介で終わってしまいますが、この騙されてしまった事をきっかけに
私は仮想通貨に興味を持ち始めます。ちなみに私は約100万円ぶっ込みました。
そしてアカウントを3つ登録した状態でスタートしました。
登録代行業者の説明を受ける中で「自分でアカウントを増やせる」ことを聞き、
複利みたくD9からのボーナスをすぐに引き出さずにどんどん自分でアカウントを
増やして自分の下につけていきました。
Excelなんかで数か月先や1年後の総アカウント数や毎週・毎月の収入を
1人で勝手にシミュレーションしながらウキウキしていました。
この時点でもう既に終わっていましたね（笑）
先に３つのアカウント分の元本を抜く方が先でしょ!!って。
毎月1つ2つアカウントを増やしていき、
順調だと思われていたのですが1つ疑問が…。
「ビットコインというのはどうやって受け取れるのだ？」
複利でアカウントを作るのを優先するあまり、
ビットコインについてはしばらく調べていなかったのです。
私がビットコインの口座を解説する頃にはD9の支払いは滞っており、
D9が終焉を迎える時期に差し掛かっていました。
ほとんどのHYPEがビットコインなどの仮想通貨での受け取り対応なので
お前はD9やる資格ないわ!!って
ドラえもんのタイムマシンがあったら昔の自分に行ってあげたいです。
次回は後編ということで仮想通貨に興味を持った私がどういう方向に
進んでいったかお伝えしたいと思います。
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